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日々の妄想日記やSSSばかり…
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※パラレル!と言っておけば許される…わけじゃあないけど、慈郎と日吉の同棲馴れ初めみたいな?
二人とも大学生でっす(o^o^o)
気が向いたら続きを書いて、まとめることもあるかも…。











「ただいまー。」


今の時間は日付が変わる少し前。
今日はバイト先の飲み会があったので、慈郎の帰りはいつもより遅いものとなってしまった。


「日吉ー?」


先に帰宅しているはずの日吉の姿を探すが、リヴィングにはいない。日吉の部屋をノックしてみるも、反応がない。もう、寝てしまったのだろうか?
しょんぼりと肩を落とす慈郎だったが、許可なく日吉の部屋へ入ることは出来ない。入ってしまったのがバレると、一週間は口聞いてもらえなくなる。だから、我慢だ。













君が眠くなる前に













二人が一緒に暮らしはじめたのは今年の春から。
日吉の大学進学から少したった頃の事だ。
同じ大学への進学とはいえ、学年が違う上に学部も違う。高校の時より人数もかなり増えて、校舎もさらに広い。そうすると、すれ違うことすら奇跡に近かった。
去年も、受験生の日吉と大学に進学したばかりの慈郎とでは中々会える時間も取れず、切ない日々が続いたのだが、それでも、日吉が進学したら会える時間が増えると我慢していた。
それがここにきて、さらに会えない日が続くとなると、慈郎の我慢も限界に近づいてきていた。
『会えない時間が多いのなら、その分ずっと寝ていれば時間はあっと言う間に過ぎる。』
そう、頭のどこかにあったのだろうか?慈郎の睡眠時間が極端に増え始めた。
心配した友人達が日吉にその事を伝え、相談した結果、『一緒に暮らせば少しは一緒にいられる時間が増えるのではないか?そうすれば、慈郎の睡眠時間も減るのではないか?』と言うことで、一緒に暮らすことになったのだ(まだ一学期の始めだが、この状態が続けば留年しかねないと、慈郎を知る友人達の必死の説得に日吉は負けた)。
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