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お誕生日おめでー!!
ものっそ大好きな赤也の誕生日ですよーVvこれはもう祝うっきゃない!!とか思っても、何も出来なかったり?(汗)
でもでも、好きなんですよ!!??
ほんとにっ!!
ってなわけで、SSにはならないけどSSSSくらいでお祝いをしてみよっかなー…とか思ったり(〃д〃)
★おめでとうをきみに★
「あーあ、今日誕生日なのになぁ…」
そう呟いてみるが、返事が返って来るわけもない。だって、今は自室に一人でいるのだから。
部活の先輩達にお祝いの言葉やプレゼントを貰ってウキウキとしていた気持ちで帰宅をしたのだが、先ほど届いたメールによってその気持ちは一気にしぼんでしまった。
なぜか…、それは大好きな恋人からのメールのせい。
だいぶ前から今日のことは匂わせていたし、昨日の昼間にメールをした時にもそれとなく言ってみた。
なのに、いまだにお祝いの言葉が一言もないのに、届いたメールの内容が、来週遊ぶ約束をしていたもののキャンセル。落ち込まない方がウソだ。
自分的には、誕生日に会えないから一週間遅れでもいいから会いたかったのに(誕生日前日は部活だと言って断られた)、それもキャンセルされ、お祝いの言葉もなしでとことん落ちている。
「あー…、俺って日吉くんに愛されてないのかなぁ…」
自分の言葉で更に落ち込んでベットに沈み込むと、なんだかとても悲しくなってきた。
日吉が言葉で感情を表現することは少ないのは知ってたし、苦手だって言うのも知ってる。でも、お祝いの言葉くらいは…と多少期待していただけに落ち込みようは更にひどい。
ピンポーン
チャイムがなった。
でも、起き上がる気力はないし、家族がいるから誰かが出る。そう思っていたが、再度チャイムが鳴り響く。
誰もいないのか?いや、そんなはずはない。帰ってきた時に母さんはご飯を作ってたし、姉さんもいた。
だから、誰もいないはずはないのだ。
ピンポーン ピンポーン
鳴り止まないチャイム。
イライラしながらも玄関に向かうと、電話で話し中の母。姉は、テレビに夢中で気が付いていないようだ。
はぁ…、ため息を一つつくと、のろのろとした動作で鍵を開ける。
勧誘とかだったら絶対しばく!!
八つ当たりで物騒な考えをしながら扉を開いた時、そこにいたのは意外な人物だった。
「え……ひ、よしくん?なんで…」
キャンセルのメールが来たのはついさっき。
それによって落ち込んで、イラついていたのもついさっき。
なのに、ただ目の前にいるという事実だけで一気にそんな気持ちは吹き飛んだ。
「来たら悪いか?」
不機嫌そうに言うのにも、うれしくて急いで首を振る。
「迷惑なわけないじゃん!!でも、なんでかなって…」
期待が胸を掠め、ドキドキと鼓動が早くなる。
自分はこんなに乙女な性格ではなかったはずなのに…
でも、好きな子が会いに来てくれて、しかもそれが自分の誕生日で、だったら期待しない方がおかしいよな!?
「っ……」
この後、大好きな恋人から期待通りの言葉を貰って思わず泣いてしまったのは、二人だけの秘密である。
おわり